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旅のルート(1)

旅には起点となる街があります。地理的な要因のほかに、近隣国の査証(ビザ)が取りやすい、航空券(チケット)が安いなどの理由で、必然的にバックパッカーが集まってきます。そんな街のひとつに、タイバンコクがあります。バンコクで安い航空券(チケット)を探し、ここから旅立ち、そして旅を終えたのち、また再びこの街に帰ってくるのは、日本人バックパッカーの定番のスタイルにもなっています。

バンコク発券のメリット

  1. 殆どの航空券(チケット)は1年OPEN【*1】などで有効期限が長い
  2. アフリカや中近東など、日本からフライトのない(少ない)都市への便がある
  3. 季節(年末年始等)による料金変動がなく、便数も多い

最近は日本発の格安航空券も安くなり、バンコク発券の価格面でのメリットは薄れつつあります。しかし日本の格安航空券は、ほとんどが期間の短いFIX【*2】チケットのため、長期で日程も未定な旅では、バンコク発券のOPENチケットのメリットは決して少なくありません。

バンコクの旅行代理店

陸路での世界一周やアジア横断、ユーラシア大陸横断の場合、日本人バックパッカーはアジアからスタートする西回りルートを取ることが圧倒的に多く、バンコクはその起点の街にもなっています。


バックパッカーアンケート:もし世界一周するなら?
西周り76% 76%
東周り24% 24%

バンコクには旅行者の集まる場所が幾つかありますが、中でも王宮近くにあるカオサンロード(Khaosan Road)は、その名を世界中のバックパッカーに知られています。ここにはゲストハウス【*3】の他、旅行代理店、両替所、ネットカフェから古本屋までバックパッカーが必要とするものが全て揃います。

タイは査証(ビザ)が不要で、かつ片道航空券で入国できるという手軽さも、ここを旅の起点とする大きな理由のひとつです。ここなら旅の同行者を見つけることも難しくありません。また旅の最後にバンコクに立ち寄り、長旅の疲れを癒してから帰国するバックパッカーが多いのも、この街の特色のひとつです。ここで彼らから旅の話を聞けるのは、これから旅立つ人にとっては心強いはずです。とりあえずはバンコクです。この街の唯一の問題は、何かと誘惑の多いことにあります。バンコクからアジア横断や世界一周に旅立とうと日本から来て、この街(あるいは女性もしくは男性)にはまり、そのままここで旅を終えてしまう人も、決して少なくありません。それはそれで羨ましい気もしますが・・・

長期旅行に関するアンケート調査:バンコクから始まりバンコクで終わると、行くときも帰るときも精神的に楽です。(T.Nさん(女性)アジア横断 )

バンコク以外で旅の起点となる街には、中国への起点となる香港、ヨーロッパの起点となるロンドン・アムステルダム・アテネ、中東や東欧の起点となるイスタンブール、東アフリカの起点となるカイロ・ナイロビ、中南米の起点となるロサンゼルスなどがあります。


【*1】OPENチケット
有効期間内であれば日程を決めないで発券できる航空券。海外発券の航空券は多くがこのタイプ。当然ながらFIXよりもOPENチケットの方が使い勝手がよい。
【*2】FIXチケット
出発前に全便の予約を確定しておく必要のある航空券。原則的に予約の変更は不可。日本の格安航空券は多くがこのタイプ。
【*3】ゲストハウス
安宿のこと。元来は高級下宿という意味だが、タイをはじめ東南アジアではバックパッカー向けの宿泊施設に、この呼び方が使われている。

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