
長旅の場合、必要なガイドブックを全て用意する必要はありません。かりに世界一周を計画し、必要なガイドブックを揃えたら、荷物の大半がガイドブックになってしまいます。本は見た目以上に重く、嵩張ります。また長旅では途中でルートを変更することも多く、ガイドブックや査証(ビザ)を用意周到に準備すると、たいてい裏目に出ます。とりあえず最初に周る国のガイドブックを一冊用意すれば充分です。後はそれを同じように使い終わった旅行者と交換してゆけばいいのです。今や世界中どこにでも日本人旅行者はいて、皆同じ地球の歩き方を持っているので心配ありません。使い終わったガイドブックの交換は、バックパッカーにとって旅の通過儀礼です。
日本の出版社のガイドブックは、どれも多少の間違いを気にしていたら使えないものばかりです。情報の正確さや質を求めるのであれば、海外の出版社のものを使う事をお勧めします。MichelinやFootprint Handbooks、Let's Goなどは毎年改訂され常に最新の情報にアップデートされます。
海外旅行のガイドブックといえば地球の歩き方(通称 : 歩き方)の名前が挙がります。一部では「地球の迷い方」などと揶揄もされていますが、日本語のガイドブックでは最大のラインアップを誇っています。写真が多いので、欧米のバックパッカーや現地の人にも人気です。
蔵前仁一が主宰する旅行雑誌旅行人刊行のガイドブック。現地でのビザ取得情報や安宿、陸路での国境越えの情報などが網羅されています。アジア横断、メコンの国、チベット、シルクロード、アフリカなど12タイトルが刊行されていますが、一部タイトルは既に新刊の入手は困難です。欠点は改訂のサイクルが長く、情報が古くなっている事と、旅行人ノートは観光面の情報が弱い事です。