
長旅の場合、日本からの出国の方法も悩むところです。ルートも期間も決めず、とりあえず片道チケットで日本を出国し、あとは手持ちのお金が尽きるまで旅をしようと、考えている人も少なく無い筈です。帰りのチケットは、帰国を決めた所で買えばいいのですから。逆に帰国のチケットがあると、それにルートや日程が縛られて、旅の面白さが半減します。
日本からの出国は、旅のルートとの関係もありますが、よく使われるのはこの3つです。
船での出国はルートが限られますが、中国へのフェリー(新鑑真、蘇州号)は、日本人バックパッカーにもよく利用されてます。
片道航空券は入国拒否(上陸拒否)や搭乗を拒否されることがあり、特に問題になるのが後者の搭乗拒否です。ほとんどの国で空路での入国の際には、復路(出国)の航空券の所持を義務付けています。入国審査でのこの規定の運用状況はまちまちですが、航空会社は復路(出国)の航空券がないと、渡航書類不備を理由に搭乗を拒否することがあります。また入国審査でも片道航空券の場合は、入国拒否や滞在期間に制限をされることがあります。
最近はテロ対策で、各国の入国審査も強化されています。とくに欧州で不法入国の際に、日本の旅券を偽造したものが使用されることが多く、欧州及び周辺国はその対策を強化しています。これらを受け航空会社も、復路(出国)の航空券の所持という規定を厳格に運用するところが増えています。
なお旅券(パスポート)や査証(ビザ)、出国チケット等の渡航書類不備による搭乗拒否、入国拒否(上陸拒否)及び国外退去は、自己責任であるため、航空会社や旅行代理店からの補償は一切ありません。
タイ(バンコク)は、旅の起点ともなる街で、ここから旅を始める人も多いので、タイの入国について・・・バンコクの場合は片道航空券でも問題ありません。査証も不要です。航空会社によっては片道航空券の場合、チェックインの際に、『入国拒否されても航空会社は責任を負わない』との旨のレター(誓約書)へのサインを要求することがあります。これは入国拒否を受けた場合の責任の所在を明確にするためで、誓約書に同意しサインをすれば、搭乗することができます。
ただしこれはあくまで日本発の場合です。海外では航空会社によって、バンコク行きの片道航空券の場合、査証(ビザ)が必要なことがあります。片道航空券を購入する際は、必ず航空会社もしくは旅行代理店に査証(ビザ)等の必要な渡航書類を確認して下さい。
Attention:タイでは2006年10月より、無査証入国(ノービザ滞在)の規定が変更され、滞在日数の上限が半年で90日に制限されました。また今後は無査証入国時における、出国航空券の所持も運用が厳格化される可能性があります。
日本の格安航空券は片道航空券よりも往復航空券の方が安いため、往復航空券+復路破棄が、最も簡単で安くあがります。この場合復路は破棄するので、1週間や10日FIX【*1】など、短期間の値段が安いもので構いません。チケットを購入する際に旅行代理店には、復路を破棄する事は話さない方が賢明です。話が面倒になるだけですよ。
海外発券の格安航空券(チケット)は、ほとんどがOPENチケット【*2】で日本のチケットと比べると制約が少ないのが特徴です。また日本のように空港でバウチャー【*3】とチケットを引き換えるシステムではなく、通常チケットがそのまま手渡されます。旅行代理店がその場でチケットを発券できるところもあります。日本と比べるとかなり自由度が高いといえるでしょう。また学割チケットなどの設定がある場合もあります。
海外発券の代表的な都市には、バンコク、香港、ソウル、イスタンブール、アテネ、アムステルダム、ロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルスなどがあり、旅の起点になっています。